校長挨拶

 本校は昭和4年に公立江別実科高等女学校として開校し、以来数多くの歴史を積み重ね、令和5年度は創立95年目となる全道でも有数の伝統校です。
 生徒一人ひとりの人格の完成をめざして「一歩踏み出す行動力の育成」「課題解決に向けた創造力の育成」「自他を尊重する人間力の育成」を学校目標に掲げ、これまで2万5千名を超える卒業生を輩出してきました。
 変化の激しい現代社会においては、さまざまな課題解決能力と、グローバル社会に適応するための確かな学力を身に付けた人材の育成が求められています。本校の特色である「普通科」「事務情報科」「生活デザイン科」の3つの学科では、21世紀型学力の育成で求められる様々な分野で必要となる知識・技能を身につけるため、授業および総合的な探究の時間には主体的・対話的で深い学びとして協同的な学び合いを積極的に取り入れています。
 自分の意見を発表したり、他人の意見を尊重することで、学力を着実に伸ばし、異なった考えを傾聴することを大切にし、時には学科横断的に協力して課題解決に挑みながら、確かな学力を育むことに取り組み、学ぶ喜びを実感できるのが江別高校の特徴です。
 また、令和4年度より年次進行になりますが、全員がタブレット型パソコンを持つことで、学習環境が向上するとともに、学級閉鎖や雪害などの際でも家庭で授業内容を補完できるようになります。
 そして、生徒が個性を発揮するための課外活動や部活動も充実しています。すべての生徒が志を新たにして、3年間で大きく成長し、希望の進路に向けて邁進するよう、教職員一丸となって取り組んでまいりますので、是非ともご理解ご支援をお願い申し上げます。
 令和5年4月

北海道江別高等学校長 古 市 俊 章